秋田県 小坂町 小坂川フライレポート

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釣行日:9月6日
エリア:秋田県 小坂町 小坂川

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秋田の渓流シーズンも残すところ2週間となり、魚の移動が多くムラがあるものの自分の実績では最も大型と出会うチャンスが訪れる期間に突入した。
今回は知人の案内で小坂川を堪能した結果を報告します。禁漁も間近になった週末のせいか有望ポイントの入渓点には先行者の車が停まっており、人の気配がないポイントに入ってみたがそこは魚の気配もなく早々に切り上げ、比較的早い時間から車が停まっていた入渓点より後追いで入渓した。河岸には先行者の新しい足跡が残っておりあまり期待出来ない沈んだ気持ちで探って行くと、各ポイントは反応も良く数はかなり出るのだがサイズがなかなか上がらず春先なら充分喜べるサイズなのだが今の時季では不満の残るサイズの連発だった。突然の大物対応でロッドは8’10を使用したがサイズの割には引きが強く、おっ?と思うシーンが数回あったが寄せてみるとあれっ?とガッカリばかりだった。

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煮詰めていたフライの新パタのテストを兼ねていたのが、ことごとく壊されせめて残り1本の締めくくりに良型が欲しいと思っても思い通りにはいかず、あと1、2尾で壊れてしまう段階になっていた。岩の壁沿いに水深のある太い流れの瀬脇でいかにも美味しいポイントに遭遇したのだが遡行上どうしても歩かれてしまう場所なので先行者に踏まれている事は明らかだったが、一応形だけでの2投目に良型特有の鼻だけ出して吸い込むライズ→フッキング!!引きとローリングは素晴らしく間違いなく尺と確信して慎重に寄せて来たら、既にペアリングしていたのか掛けた個体の2回りは有りそうな個体が追従して来て驚いた。結局手元に寄せたサイズは尺足らず、追従して来た個体だったらなぁ… 大体いつもこんなパターンだ。残念…。釣れたほとんどの個体はほんのり秋化粧をしており、シーズン終了間近を実感する釣果だった。

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余談になるが、お盆過ぎから藪蚊が多くフライの交換や魚の撮影など止まっていると猛攻を受けてかなり辛い思いをした。アブが収束して気を抜いていただけに大変だった。

リーダーシステムは試作リーダー14ft 6Xにティペット 6X 4~6ft継ぎ足で全長18~20ftのシステムとウルトラ ファスト9ft 5Xにティペット 5X 5ft継ぎ足し全長14ftシステムの2本立て
使用タックルは、8ft10in ・#1
使用フライは、#14~12 テストパラシュート、メイフライパラシュートなど

Report by 谷々 和彦