沼津江梨 クロダイ釣行

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8月になると激暑の磯釣りはいったんお休み。

黒鯛の夜釣りでのんびりと過ごします。
昔から静岡県の沼津近辺ではさなぎをエサに黒鯛釣りが盛んです。

私のスタイルは沼津竿という中通しの竹竿に今では絶版となっている黒潮リールの沼津製コンビを従えてのぶっ込みスタイルが主流です。

道糸にゴム管が付いた中通しオモリを通し、潮流の速さによって3号~5号を使い分け、ハリスは矢引き、ハリは海津バリという至ってシンプルな仕掛け。
さなぎやコーンなどの付けエサをダンゴ釣用の配合エサの中に仕込んでドボン!と駆け上がり付近に投げ込み道糸を張ってアタリを待ちます。

8月20日(土)に沼津の江梨に釣行しました。

夕方前に釣り場に到着してダンゴエサを作ってから仕掛けを準備します。
この日使用した道糸はニューネスちぬ2.5号。

本来はこのニューネスちぬは落とし込み専用ラインですがライン特性として沈みが速く、硬めに仕上がっているのでぶっ込みスタイルの竿先でアタリを取る釣りには適しています。

ハリスはFSIハリスの2号を使用。

黒鯛釣りには太めの仕掛けですが常に底を這わせて釣るので根ズレにも耐えうる号数を使用します。ケミホタルを装着した竿先がクッ、クッと抑え込んだ瞬間に掛け合わせる釣りがこの沼津スタイルの釣りの難しくも面白いところ。

がしかしそうそう絵に描いたようなアタリで掛け合わせることが出来ずに地団太を踏みますが時にラチェット音を響かせて竿先を引っ手繰る豪快なアタリを体感することもあります。

先調子の沼津竿が弧を描きゴンゴンッと手元に伝わる感触で本物だと解ると思わず口元がニタリとしてしまうのは私だけでは無い筈。

結果この日は30センチ~48センチまでの黒鯛が出ました。

今年の沼津の黒鯛釣りは好調です。
まだまだ暑い日が続きますのでのんびりと黒鯛の夜釣りを楽しんではいかがでしょうか。

Report by 藤沢 友得