今回のスクールは、今春ウルトラロングシリーズ最長の超ロングリーダー18ftの完成・発売を記念して企画開催されました。
10ftのミディアムリーダー(小渓流にて長めのティペット)、スタンダードの14ftリーダー、超ロングの18ftリーダーがラインナップされ、様々なフィールド条件・フィールド状況に合わせたドライフライでの釣りがより一層楽しめるようになりました。
4月13(土)、14(日)のスクール当日は、そのフィールド選択を、解禁後間もない
福島は浜通り、いわき方面を流れる鮫川の支流・入遠野川に選びました。
解禁日の4月1日からドライフライでのライズの釣りが楽しめること、鮫川との合流点から上流域までムラなく魚影が確認できること、ロケーションとしては、広い開けた下流域から中流域、上流域へとウルトラロングシリーズの3つのリーダーの使い分けにはピッタリの条件が整っていることからのチョイスでした。
スクールのスタートは、水温の上昇を待つことと、それに伴うライズを待つ為、敢えて釣り上がりを控えて、まずは参加者全員のキャスティングチェックから始まりました。
チェックと同時に流れに対してフライとリーダー・ラインを置く位置、基本のリーダー・ティペットをU字に水面に落とすためのキャスティング方法など、参加者一人一人に合わせてレクチャーさせていただきました。
特に良い結果につながったと思われたのは、釣り人各人が使うタックル・経験やレベルに合った、自分なりの「魚と相対する時の距離」をつかんで、自覚し実践してもらったことだと思います。
それは、フィールドに合わせた10ft、14ft、18ftリーダーの使い分けだけではなく、風の状況であったり、各人のロングリーダー使用歴によっても、うまく使い分けていただくことで、良い魚との出会いのチャンスを広げたり、次につながる(レベルアップへの近道)にもなりえる事と実感しました。
土曜、日曜とほぼ同じ様な状況で、朝一番の水温は6度~7度と低め、当然期待されるハッチもライズも見られない状況。
しかし、参加者全員へのレクチャーが済んだ頃には、両日共に水温は待ち望んだ9度から10度へと↗↗ 虫が動けば魚も動く!!
人間が桜の開花と共にお花見気分へと高揚するように、ヤマメ達もいきなりドライフライへ反応を始めるのです。ガガンボ・コカゲロウ、期待したオオクマのスーパーハッチにも遭遇!!
ヤマメ達と一緒に私も含め参加者全員が興奮と喜びを感じた2日間でした。
皆さん、今シーズンも良い釣りをお楽しみください。
レポート:岡本哲也