西伊豆小下田の高島 磯 フィールドレポート

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10月16日、久々の平日釣行。釣り場は西伊豆小下田の高島。前日の夜から急激に水温低下。

4度も下がっています。今年の伊豆半島は冷たい潮と温かい潮が入り交じる通称、ぶちっ潮に囲まれています。いい潮の時はアタリも頻繁にあり楽しめるのですが、悪い潮に当たると生命反応が全くと言っていいほどアタリがありません。

そこで潮通しが良い高島を選択して渡礁しました。高島はどちらかといえば上り潮の時に良い磯。朝からトロトロの良い上り潮が流れています。

25メートル付近から40メートル付近の根回りを探り釣りますが石垣鯛らしきアタリはあるものの食い込みは決して良くありません。コマセも間断なく撒きながら活性を上げて釣りますが、竿の根元まで入りそうなアタリがありますがそれ以上食い込まず餌を放してしまう場面が幾度となく続きます。ヤドカリ、ウニ、赤貝をアタリの強弱によって使い分けますがどうもバッチッと嵌らず万策尽きたかとあきらめムードが漂います。

I-23

それまで白い道糸の石鯛ゴールドを使っていましたがリールを替えて、カモフラカラーの石鯛ホワイトゴールドを巻いてある予備のリールを竿にセットして更に攻め続けました。その40分後です。25メートル付近を攻めているときに食い込みまで少々時間を要しましたが、35センチ程の小型の石鯛ではありますが竿を絞り込んでくれ、なんとか一尾を手にできました。

潮況により活性が低い時は餌を活発に漁り、競争しながら餌を食わないので何らかの違和感に敏感になり、最後まで食い込まない事態が発生するのだと思います。

その原因は一つではなく仕掛けの誘導幅、ハリスの長さ、ハリの大きさ、道糸の張り具合、竿の反発力、道糸の色等などの沢山の原因が少しづつ積み重って食い込みの悪さにつながるものと考えます。やはり引き出しは沢山あったほうがいいでしょう。

今回の釣果では色々と手を変え品を変え最終的に道糸の色の変化に魚が反応したようです。釣れない時の釣りは時に修行の場となります。

そんな時には諦めずに持てる技をフルに活用して今後の釣りに役立つようにして釣りたいものです。

Report by 藤沢 友得